TPP入門!メリットとデメリットをわかりやすく解説

※このサイトではアフィリエイトを利用しています

スポンサーリンク

日本のTPP参加が阿部総理がオバマ大統領と
会談したことで、より一層濃くなりましたよね。

ではTPPとは一体何なのか?
また日本が参加した時に生じるメリットとデメリットは何なのか?
わかりやすくまとめました。

 

TPPとは

TPPとは、Trans-Pacific Partnershipのことで
日本語に訳すと環太平洋経済連携協定とか
環太平洋パートナーシップとなるようですね。

最初は、シンガポール、ニュージーランド、
チリ、ブルネイの4カ国による経済連携協定だったようですね。
そしてそれにアメリカが加わり、その後オーストラリア、ペルー、
ベトナム、マレーシアの4カ国も合流しているよね。

それで新しい自由貿易を目指し、
関税の完全撤廃を目標としたものなんですね。

つまり、簡単に言えば・・・

輸出入には国によって
違う関税が掛けられているので、全部無くして
もっと貿易を自由にされるようにしましょう
というのがTPPなのです。

 

TPPに参加するメリット

TPPに参加することでメリットがいくつか
ありますね。
これがないと、参加する意味がないわけですから。

日本は材料を輸入して、製品を輸出することで
お金を稼いでいるよね。
これが貿易黒字

でも、製品を輸出する場合、その相手国には
関税という税金が掛けられているから、製品が
実際より高い価格になってしまう

でも関税が無くなれば、商品をもっと安く販売できるから
売れ易くなるというわけ。

そうなれば、もっと貿易黒字が大きくなり
特に製造業関連の企業は潤ってくるよね。

また、さらにグローバル化が進み、今後GDPが
10年間で2.7兆円増加するとも言われているくらい。

じゃー、TPPに参加すれば良いんじゃないの?
と思うかもしれないけど、実はメリットばかりでもない。

 

TPPに参加したときのデメリット

TPPに参加することで得られるメリットはあるけど
その逆のデメリットも当然あるよね。
そのデメリットを顕著に受けると思われているのが
農業関係。

いま日本には、外国から日本産よりも安い食材や
食品がかなり入って来てるよね。
それでも、日本の主要な作物と同じものには
高い関税をつけて、日本産よりも高くあるいは
同程度にしている状態。

TPPに参加するということは、この関税が無くなる
ということだよね。
そうなれば、外国の食材や食品が日本産のものより
かなり安く手に入るようになるよね。

そうすると、値段が高い日本産は売れなくなり
農業を営んでいる人には大打撃になるということだね。

また、安いものがドンドン入ってくるわけだから
またデフレになる危険あるよね。

そしてこれは、食の安全を脅かすことにも
なりかねないとか。

外国では日本ではすでに使用が禁止されている農薬を
使っていたり、検査が十分でないものもあるよね。
そういった食材や食品が大量に入ってくると、
防ぎようがないわけね。

また、今ではコスト減のため、遺伝子を組替えた
食材もあるからね。

そして最も恐いと言われているのが、医療保険
今は、保険診療で保険内の治療を行っているよね。

つまり国が認めた薬や治療を用いることで
保険が適用できるわけ。
だから、本来よりも安い価格で治療が受けられる。

でもTPPに参加すると、この辺も違ってくるようですね。
つまり、今まで保険診療以外の薬や治療は保険がきかないから
患者が全て負担していたんですよね。

ここに自由化が出来、保険会社が参入できるように
なるらしいですね。

簡単にいうと、今まで保険適用外の薬や治療に
民間の医療保険が適用できるようになるというみたいですね。

これまでの保険診療と自由診療(保険外診療)を併用した
混合診療が進むとか。

こうみると、TPPに参加すれば今まで保険がなかった治療にも
医療保険ではあるけど保険が効くようになるから良いように
見えるけど、ここに大きな落とし穴があるようですね。

もし混合診療を認めてしまうと、今後の新しい医療技術などは
全て混合診療の自由診療になってしまうようですね。

そうなれば、IPS細胞を使った治療は日本でも
待ち焦がれている技術ですが、これも自由診療になるよね。

そうなれば、今使ってる保険は効かなくなり、
医療保険に入らない限り、莫大な治療費を
支払わなければならなくなるわけですよ

しかも医療保険って高いでしょ?
ということは、お金持ちしか、まともな治療が
出来なくなるってことに繋がるということなんです。

じゃー、保険会社ばかりが儲かるじゃないと思われがちだけど
実はこのノウハウはアメリカでは盛んに行われているけど
日本にはないらしいね。

だから、アメリカの保険会社ばかりになるんじゃない?
と言われているようです。
その市場規模は700兆円と言われているようで・・・

TPPに参加するメリットよりもデメリットの方が
大きいような気がするのですけど・・・

まあ、こうならないように、阿部総理が自ら
オバマ大統領と会談して、条件付き参加にしたのでしょうね。

でも、その条件に何が入るかは、まだこれから・・・
って感じでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました