介護保険の自己負担額と特別養護老人ホーム入居資格はどう変わる?

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2000年から始まった介護保険ですが、
これまで改正を行い2014年からは自己負担額と
特別養護老人ホームへ入るための資格が変わるようです。

それではどのように変わるのでしょうか?
ここでは介護保険の自己負担額と特別養護老人ホームへの
入居資格がどう変わるのか、わかりやすく書いていきます。

介護保険制度とは

介護保険制度とは、介護が必要な高齢者を
社会全体で支える仕組みのことです。

適応年齢になると介護保険料が引かれ、
介護に必要なサービスなどを受けると、2013年現在は
自己負担額1割で残りは介護保険料と税金で補われます。

介護保険制度改正による自己負担額の増加

介護保険では、これまで保険料を段階的に引き上げ
最初2911円だったのが2012年の改正で4972円にまで
増加しています。

2015年の改正ではさらに、保険料が増加するかも
しれません。

また、現状では介護保険を適用すれば自己負担額は
1割になってますよね。

ところが、2015年には自己負担額は、一定の収入がある人は
2割になるようです。

一定の収入については、まだ案が出てるだけで、
年収が280万円か290万円が今のところ線引きになるようです。

特別養護老人ホーム入居資格の変更

特別養護老人ホームは全国に7500か所ありますが、
待機老人の数は42万人以上にものぼり
特別養護老人ホームの絶対数がかなり足りない状態です。

要介護は1から5まで5段階ありますが、
要介護1と2は特別養護老人ホームへ入居できなくなるようです。

これは、要介護4と5の重度の高齢者の待機老人の数が
約17万9000人もいるからというのが政府の見解のようですが、
かなり問題もあるようです。

特別養護老人ホーム入居改正の問題点

まず介護をするには、自宅介護か特別養護老人ホームや
有料の老人ホームですることになります。

有料の老人ホームはお金が高いので、誰でも・・・
というわけにはいきませんよね。

そして自宅介護。
普通は子供がすることになると思うのですが、
生活していく、介護していくには生活費が
必要です。

しかし介護しながら仕事を・・・というのが
かなり困難なのです。

ある男性は、介護のために仕事を辞めて
ギリギリの生活で何とか凌いでいると言ってました。

でも、これから消費税、保険の増加があり
ギリギリでも生活できるのかかなり不安です。
それでも生活できなくなれば・・・。

なので、料金が遥かに安い特別養護老人ホームへ
入居するわけです。

今回、要介護1と2の高齢者は特別養護老人ホームへ
入居できなくなるかもしれないのですが、要介護1と2の高齢者の
介護は仕事しながらでもできるというのが政府の見解のようですが、
うつ病や認知症などの病気を持っている高齢者の介護は
仕事しながらではできません

したがって、そういうときは施設に入る必要があるのです。
しかし今のとこころ、特例措置などは言われていません。

病気持ちの高齢者を介護している家庭では
今回の特別養護老人ホーム入居の改正案は
非常に困惑しているのが現状のようです。

また、自己負担金の値上がりもそうなんです。
自己負担額が1割から2割になるということは
単純に2倍の出費になるということです。

ただし、上限があり一度の負担が3万7200円以上に
負担が増えることはないです。

それでも月4万円だったものは月8万円になります。
ということは、ホームペルパーに来てもらう回数を
減らすなどすることになるでしょう。

となれば、十分な介護を受けられないのでは?
という心配が懸念されています。

ただ、これには賛成の意見もあるようです。
その理由は、今のままでは若者の負担が増えるばかりで
若者の生活自体が向上しないというのが根底にあるようです。

たしかに見方を変えるとそうかもしれないですね。
ただ、やはり高齢者と若者どちらにも公平な
介護保険の改正が良いですよね。

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