青函トンネルの海底駅廃止の理由と経緯

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青函トンネルの最後の海底駅である竜飛海底駅が
今年11月で廃止になるようですね。

何故、今更廃止になるのでしょうね。
その理由とは?

ここでは青函トンネルや海底駅の経緯、
海底駅廃止の理由など詳しく書いています。

青函トンネルの経緯

青函トンネルは青森と函館を結ぶ海底の
鉄道トンネルで、1988年に開業したんですよね。
長さは53.85キロメートルに及びます。

青函トンネルが出来た経緯は、当時の近隣諸国の情勢や
津軽海峡の自然が原因のようです。

というのも構想当時は、朝鮮戦争が勃発しており、
浮遊機雷が流れてきたようなのです。

また、津軽海峡は波も高く、海は荒れやすいです。
実際に1954年に台風が接近しているにも関わらず、
間違った情報で洞爺丸他4隻の船が出港し事故を
起しました(洞爺丸事故)。

流石にこれでは、安全に渡航とはいかないですよね。
それで安全に北海道と青森を行き来するために
青函トンネルができたというのが青函トンネルの経緯のようです。

ただ、着工から完成までにかなりの時間が経ち
当時の目的は薄れて来たのでは?という意見も
あるようです。

海底駅の経緯

青函トンネルが開通してから、重大な事故は
起こらなかったのか?というと実はそうではないようですね。

1972年に列車火災事故が起こり、かなりの犠牲者が
出たようなのです。

この事故はトンネルのほぼ中央で起きたので、
消防設備もなく、乗客が脱出するには遠すぎて
出来なかったようです。

それで脱出のため定点という消化設備と脱出炉を
備えたものが2か所出来たというわけです。

この定点はこの後、青函トンネルの見学ルートとして
使われ、それぞれ吉岡海底駅竜飛海底駅と名前が
ついたようです。

これが海底駅の経緯ですが、吉岡海底駅の方は
2006年に長期休止になっていて、現在は竜飛海底駅のみが
稼働している状況です。

でも、竜飛海底駅も今年の11月で廃止になるようなのです。
一体何故、廃止になるのでしょうか?

竜飛海底駅が廃止になる理由とは?

竜飛海底駅の見学は、4月25日から11月10日まで
行われています。
料金は大人2040円子供1020円で見学コースは
2種類あるようですね。

函館を出発して竜飛海底駅を見学後、また
函館に戻ってくるコース

もう1つは新青森から函館へ行く途中に
竜飛海底駅を見学するというコースです

でも今年の11月10日で、この見学コースは
廃止になるようなのですが、その理由は
何なのでしょうか。

これまでにも海底駅は、新幹線開通のための工事で
しばしば休止になってきた経緯があります。

そして平成27年の北海道新幹線開業のために
トンネルの改修工事が始まるのです。

それで竜飛海底駅の見学を廃止にするようですね。
また、竜飛海底駅の見学者も年々減って来ており、
平成10年は約14000人だったのに平成12年は約4000人まで
減っていました。

つまり、見学の需要が減って来てたようなのです。
この辺りも竜飛海底駅廃止の理由になるのかも
しれないですね。

青函トンネルの課題について

青函トンネルにはデメリットや課題などが
結構あるようです。

その1つが車の通行です。
現在は鉄道のみが設置してますよね。

以前に車も通行できるように・・・
という構想があったようです。

でも、お流れになったようですね。
というのも、車は列車と違って排気ガスを
出しますよね。

青函トンネルには残念ながら、排気装置がなく
排気ガスが充満するので、やめにしたそうです

また青函トンネルの完成には、膨大な資金がかかっています。
でも、その青函トンネルを維持するにも、年間に膨大な
費用がかかると言われています。

そうなんでず、維持するにも多くの資金が必要なのです。
それもあり、青函トンネルは必要ないんじゃないの?
という声にも繋がっているようなんですね。

だから青函トンネルの付加価値を上げるため
新幹線を通すようにしたとの噂もあるようなんです。

ですが、青函トンネルは北海道の人たちの
物資運搬には必要不可欠になっています。

トンネルができる前は船舶による運搬だったので
時化の日には物資が届かないということもあったでしょう。

でも、今は青函トンネルのおかげで、安定して
物資の運搬ができているというわけです。

ですから、青函トンネルにはきちんとした
付加価値があると言えます。

でもまあ、その付加価値と維持費のバランス
なのでしょうけどね。

そのための新幹線導入はあったのかもしれないですね。
でも、新幹線が入れば北海道内でも飛行機移動だったものが
新幹線移動になるので、利点はありますよね。

ただ、大地震など起きると大丈夫?
という安全性が出てきますね。

青函トンネルの安全性

青函トンネルは、津軽海峡の海底の地下
100メートルほどを通っているトンネルです。

なのでその構造も特殊なもので、卵殻構造
しているようです。

その外郭にはシールドがあり、例え大地震が起きても
そのシールドが揺れを全体に逃がし、
トンネル自体が崩壊するようなことはないそうです。

壊れたとしても、シールドが何層か壊れるくらい
だそうです。

また、海水が漏れて来ても、元々日常的に
トンネル内に海水が入って来てるので、
一番下にある先進導坑というトンネルに排水設備があり
そこで排水が毎日のように行われているので大丈夫なようです。

青函トンネルの経緯や問題点を書きましたが
如何でしたでしょうか?

青函トンネルはもはや、必要不可欠だと言っても
良いでしょう。

ただ、その膨大な維持費を節約するあまり
点検や整備が疎かにはならないようにしないといけないですね。

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