住宅ローン減税とは一体何なのでしょうね。
また、その申請にはどんな必要書類がいるのかな?
そんな疑問にお答えしますね。
まず住宅ローン減税とは、かなり以前から始まったもので
住宅ローンを利用して住宅の購入、増改築などを行ったとき
支払った税金を還付する制度のこと。
正式名称は
住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除
という長い名称みたいだね。
この住宅ローン減税は、基本的に10年で、現状は
平成11年以前はすでに適用外となっているようだね。
ここで注意すべきは、減税適用は、住宅引渡しの年ではなく
居住した年になるので注意が必要です。
また、控除率や限度額は年によって違うのだけど
平成23年以降はどちらも減少している模様。
2013年からは控除率は1.0%の一律で限度額が
3000万円、認定長期優良住宅では4000万円と
なっている模様。
ただ、平成26年と平成27年に消費税がそれぞれ
8%、10%となるので、それに伴い引き上げられると
言われているみたいだね。
因みに認定長期優良住宅とは、構造及び設備等において、
一定の基準をクリアして、認定された住宅のこと。
以前はこの認定長期優良住宅になると、住宅ローン減税の
控除率が1.2%と良かったのよね。
今では、控除率こそ同じものの、ローンの金利や
固定資産税の半額期間が優遇されているようだね。
これで普通の住宅とは10年間で100万から200万ほど
差がつく場合があるとか。
ここまで住宅ローン減税について書いてきたけど
わかったかな?
まあ、住宅ローン減税を簡単に言うと、
住宅ローンで家を建てたり、マンションを購入すれば
支払った税金から少し払い戻しをしますよってこと。
但し、ここでも注意が必要。
住宅ローン減税は自分が支払った税金から
払い戻される制度。
この自分が支払った税金とは、所得税と住民税
の合計というもの。
したがって、控除額が例えば200万あったとしても
支払った対象の税金がそれより少なければ、
その金額分しか還付されないってわけ。
しかも住民税においては、最高還付金が97500円と
決まっているのよね。
だから、どんなに住宅ローンを組んでも
住宅ローン減税で戻ってくるお金は
自分が支払った対象になる税金(所得税+住民税)分しか
ないのよね。
単純に3000万組んだから、1%の300万戻ってくる
と勘違いすると痛い目に合うからね。
また、1%の限度額も借入れた住宅ローンの金額ではなく
12月31日時点で支払いが残ってる金額になるから
注意が必要だよ。
そしてこの住宅ローン減税を受けれるには、
ある一定の基準があるみたいだね。
その基準が以下(新築の場合)。
・自己居住のための住宅を新築、あるいは新築住宅を購入し、
新築あるいは購入した住宅の床面積(登記簿面積)が
50平方メートル以上あること。
なお、メゾネットタイプなど複層階構造の場合は、
全フロアの延べ床面積を起算とする。
・上記床面積の2分の1以上が、専ら自己の居住の用に供されること
(店舗併用住宅などの場合は注意)
・償還期間が10年以上の借入金を有すること
・控除を受ける年の合計所得金額が3000万円以下であること
(サラリーマンなどの年収に換算すると約3336万円)
・取得後6カ月以内に入居し、2012年12月31日まで
引き続き住んでいること。
ただし、居住の用に供する住宅を2以上所有する場合は、
“主として”居住の用に供する一つの住宅に限られる。
・配偶者(婚約者を含む)や同居の親族から購入した
住宅でないこと
・給与所得者が使用者(会社)から使用人である地位に
基づいて時価の2分の1未満の価格で譲り受けた住宅でないこと。
・建物の取得を伴わない、土地だけの取得は対象にならない。
ゴチャゴチャ書いてるけど重要なのは、
・10年以上の住宅ローンであること。
・家を建てたあと、半年以内かつ12月31日までに居住すること。
・所得が3000万円以下であること。
・床面積50㎡以上あること。
まずは、以上のことをクリアしていることが
必要だね。
では、住宅ローン減税の対象に自分がなったとき
必要書類ってどんなものを揃えないといけないのか?
気になるよね。
住宅ローン減税を申請する時の必要書類は以下。
・住民票の写し(役場)
・借入金の年末残高証明書(借りた金融機関)
・家屋の登記事項証明書(法務局の出張所など)
・工事請負契約書の写し(家を建てた業者)
・売買契約書の写し(不動産会社など)
・確定申告書(税務署)
・住宅借入金等特別控除額の計算明細書(税務署)
・源泉徴収票
()内は手に入る場所を示しています。
場合によっては、敷地関連のものや長期優良住宅建築等計画の認定通知書も
必要になる場合もあるようです。
この必要書類で難しい?のは確定申告書かな?
これは、自分で税務署で確定申告する必要があるからね。
でもまあ、税理士に頼んでも良いけど
お金が別途かかるからね。
そこで確定申告の仕方の動画があったのよ↓
そこまで難しくないと思うけどどう?
住宅ローン減税を適用する場合、1回確定申告を
やっておけば、2年目からはしなくても良いらしいよ。
だから、この1回だけは頑張ろう。
住宅ローン減税を受けるか受けないかでは
大きく違うからね。
コメント