うろこ雲ができる季節っていつなのでしょうか?
良く秋ごろとは言われているけど、それは本当?
またうろこ雲は何かの前兆とも言われているようです。
一体何の前兆なのでしょうか?
ここではそんなうろこ雲のことで
疑問に思っていることについてお答えしています。
うろこ雲とは
うろこ雲は卷積雲のことで、さば雲とか
いわし雲とも呼ばれています。
雲がうろこの形や鯖の模様、鰯の群れに
見えることからそう呼ばれているようです。
うろこ雲は非常に高いところに出来、
大体5000から15000メートル上空にできるようです。
そのため、雲は氷の結晶が集まったものです。
ただ、この雲が出来るにはある条件があり、
それは空気が澄んでいて、ある程度の気温が
必要だということです。
なので夏など空気が済んでいない季節には
出来ないようです。
うろこ雲は秋の雲?
うろこ雲を見れば、「ああ~、秋が来た」と
思う人もいるようですね。
秋になれば空気が澄んで来て、うろこ雲が
出来るようになるからです。
それでうろこ雲=秋の季語とも言われています。
ただ、うろこ雲は秋しかできないわけではなく、
条件が整えば冬、春にでも出来ます。
なので、うろこ雲は秋の雲とは言い難いのですが、
秋の訪れを感じさせる雲なので、秋の雲と
思われているのかもしれないですね。
うろこ雲は何の前兆?
うろこ雲は何かの前兆だと言われています。
ネットでは地震とか書かれているサイトもありますが
実際は雨の前兆なのです。
最初は巻雲が出来、それがうろこ雲になります。
これは温暖前線の前に出来るので、やがて
雨になります。
そのときの雲の変化は下に書いてある通りです。
卷雲→巻積雲(うろこ雲)→巻層雲→高層雲→積乱雲
という風に変化して行きます。
積乱雲はいわゆる雨雲と呼ばれる雲で
雨を降らせる雲となっています。
なのでうろこ雲が現れたら、1日経つか経たない内に
雨になることが多いようです。
うろこ雲とひつじ雲の見分け方
うろこ雲は巻積雲ですが、ひつじ雲は高積雲です。
2つの雲は見かけ上は良く似ていて、見分けるのが
難しいようです。
見分けたは3つあります。
1.雲の高さ
2.1つ1つの雲の大きさ
3.雲の薄さ
1はうろこ雲の方が高い位置に出来ます。
5000から10000メートルでしたよね。
対してひつじ雲は2000から7000メートルと
巻積雲よりは低いところに出来ます。
3は、うろこ雲の方が薄くて、光を通しやすいので
地面に雲の影が出来ません。
この3つでうろこ雲とひつじ雲を区別するようです。
うろこ雲のまとめ
うろこ雲は巻積雲のことで、さば雲やいわし雲とも
呼ばれている。
うろこ雲ができる高度は5000から15000メートル
の上空。
うろこ雲は雨の前兆で、うろこ雲を見たら
雨を予測できる。
うろこ雲は秋の雲と言われているが、気象条件さえ
合えば、冬や春にも見ることができる。
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