シャーガス病が日本で初めて確認されたようで、
かなりの大騒ぎになってますよね。
シャーガス病とは、そんなに大騒ぎするほどの
重大な病気なのでしょうか?
またシャーガス病に感染した時には
どんな症状が発症するのでしょうか?
そもそも治療法はあるの?
ここではシャーガス病やその症状、
治療などについて詳しく書いています。
シャーガス病とは
シャーガス病とは、感染症の1つでクルーズトリパノソーマ
という原虫に感染して起こる病気のことです。
クルーズトリパノソーマはサシガメというカメムシの一種により
媒介される原虫です。
このサシガメという虫は、見た目は日本でも見る
カメムシに似ていますが、食虫という点が違います。
またこのサシガメは名前のように刺して獲物を
捉えるようです。
もし刺されるとかなりの激痛があるとか。
クルーズトリパノソーマを媒介するサシガメは
中南米に生息していて、約90種の内50種に
原虫が発見されていて、内12種ほどが実際に
人を含む動物に原虫を媒介していると言われています。
クルーズトリパノソーマに感染するのは、サシガメに
刺されたときや、傷口などからサシガメの排泄物が体内に
入ったときだそうです。
では、クルーズトリパノソーマに感染して
シャーガス病になったとき、どんな症状が
出るのでしょうか?
シャーガス病の症状
シャーガス病の症状にはリンパ節や肝臓の腫脹、心筋炎、心肥大、
食道拡張、脳脊髄炎などがあります。
またシャーガス病で一番厄介なのが、潜伏期間が
長くなることだそうです。
というのも、潜伏期間が長くなると20年にも
及ぶことがあるようです。
クルーズトリパノソーマは主に心臓に
寄生するようで、心肥大を起し心不全になります。
潜伏期間が長く寄生しているのに気付かない場合
クルーズトリパノソーマによる心不全となり
突然死の原因の1つと言われています。
こんな恐ろしいクルーズトリパノソーマによる
シャーガス病の検査はあるのでしょうか?
シャーガス病の検査
シャーガス病は抗体検査をすることで
わかるようです。
ですが、日本の対応としては南米滞在の経験がある人の
献血を制限するなどして対応しているようです。
つまり、輸血などでも感染するということですね。
だから感染している人は、絶対に献血はできません。
シャーガス病の治療
現状ではシャーガス病の治療にはニフルチモックスと
ベンズニダゾールによる治療しかないようです。
でも、副作用が大きく、しかも治療効果は
感染直後しかないというデメリットがあるようです。
また近年、耐性がある原虫も現れているようです。
でも、悪い話だけではありません。
シャーガス病の新治療薬に使う物質を
発見したようですよ。
でも今のところ、シャーガス病の予防は
刺されないようにする、サシガメの駆除しか
無いようですね。
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